集団感冒(インフルエンザ)の予防と対策
監修 : 函館厚生院函館中央病院 副院長 山田 豊 先生
【インフルエンザと”かぜ”のちがいについて】
区分 インフルエンザ かぜ 初発症状 悪寒,頭痛 くしゃみ,せき 主な症状 発熱,全身痛 発熱,鼻汁,せき 悪寒 強い 弱い(きわめて短期) 熱及び熱型 39〜40℃(3〜7日間) 38℃前後(2〜3日間) 筋肉痛・関節痛 強い な い 倦怠感 強い ほとんどない 鼻汁・せき 後期より著しい 初期より著しい 咽頭 強く充血 やや充血 合併症 気管支炎,インフルエンザ肺炎,細菌性肺炎,脳炎 まれに起きる
【インフルエンザの予防法】
1 規則正しい生活と手洗いを!
体にはウイルスや細菌から身を守るリンパ球(キラー細胞)があり,これは,
夜10:00〜 深夜2:00頃までの間,数が減ると言われています。
夜更かしをしないようにしましょう。
手洗いは,水だけでも手に付いた細菌やウイルスの80〜90%流すことができると
言われています。帰宅時には,必ず,手を洗いましょう。
2 人ごみは避けて!
休日はできるだけ外出をしないように,特に人ごみの多いところはさけるようにしましょう。
3 インフルエンザが冬に流行するのはなぜ?
インフルエンザが冬に流行するのは,低温・低湿を好むといった特徴があるからです。
逆に夏かぜをもたらす細菌は高温・多湿を好むものが多く,このことから室内の温度・湿度
を高めの状態にしましょう(寝る前に,寝室に濡れタオルをかけることも効果的です)。
4 インフルエンザの予防接種を!
予防接種を受けて,インフルエンザに対する抵抗力がつくまでには2週間程度かかり,
その効果が持続する期間は,約5カ月間とされています。より,効率的で有効性を高めるに
は12月中旬までに接種するようにしましょう(ただし,担当医とよく相談してください)。
【インフルエンザにかかったら】
1 水分を補給しましょう!
お茶・ジュース・スープなど,飲みたいもので結構ですから,十分補給しましょう。
特にイオン飲料(あまり冷たくしない)は吸収力が高く水分補給に効果的です。
また,アイスクリームも効果的です。アイスクリームは脂質,たんぱく質そして糖分といっ
た成分が含まれていることから,非常に有効な栄養食といえます。
2 室内は湿度を高めに!
乾燥はインフルエンザり患のもとです。加湿器等の使用で,室内を湿らせて,安静にする
ことです。
この時,氷枕・氷のうを使用する人もいると思いますが,頭部を冷やしても解熱効果はあ
りません。でも,気持ちよく眠れるということであれば,使うことは差し支えありません。
3 人ごみは避けて!
休日はできるだけ外出をしないように,特に人ごみの多いところはさけるようにしましょう。